御林茶業組合とは?
静岡県掛川市にある御林茶業組合
御林茶業組合は、静岡県掛川市北東部の粟ヶ岳(※1)南に位置する自然豊かな環境で、茶栽培に最適な場所にあります。
8軒の茶農家が運営する小規模工場で、やぶきたを中心に「さえみどり」「つゆひかり」「あさつゆ」「おくみどり」の品種を育てています。
良質なお茶を作る基本は、生葉にあった適切な製造、茶園の管理、収穫生葉格付けになります。
また、お茶の産地である掛川の中でも、収穫の時期が早いのも特徴的です。
世界農業遺産(GIHAS[ジアス]:Globally Important Agricultural Heritage Systems)にもなった”静岡の茶草場農法”で、土地に適した茶葉を育て、すべての工程で妥協をしない深蒸し茶を製造しています。
※1 南東斜面にヒノキが「茶」文字の形で植林されている
御林茶業組合は、東海道の三大難所(峠)の一つとされる小夜の中山の西麓に位置し、東海道五十三次の25番目の宿場「日坂宿」の近くの山麓にあります。山々に囲まれているため平坦な土地がなく、組合の茶工場も数少ない平坦な土地に建てられており、大きな重機を入れることができない工場になっています。
そのため、生産数や小売の数が少なく予販売になるため、一般的に御林茶業組合が直接販売する深蒸し茶はあまり出回っていません。